きゅーchanが見たユーミン


SURF & SNOW in Zushi Marina Vol.15


於 逗子マリーナガーデンプール  H12.8.5


H12.8.23  OPEN

8月5日、この日はきゅーchan逗子初体験の日でした。ここではそのときのコンサートの模様をお伝えします。衣装&照明のリポートに力を入れてみました。でもきゅーchan記憶力あんまりないからなあ…。間違えまくってるかもしれないけど、許してねー。




♪ 曲順 ♪



曲名をクリックしてね!その曲のレポートが見られます。

はじめに 〜 逗子行き決定!
開演前 〜 この日のきゅーchanの行動&ステージの説明

灼けたアイドル
瞳を閉じて
Cowgirl Blues

夕涼み
−MC−
天気雨
よそゆき顔で
−MC−
〔新曲〕PARTNERSHIP
〔新曲〕So long long ago
航海日誌
SWEET DREAMS
天国のドア
WANDERERS
青い船で
Nobody Else
カンナ8号線
埠頭を渡る風


人魚になりたい
COBALT HOUR

14番目の月
Carry on


おわりに 〜 初めての屋外コンサートの感想



はじめに 〜 逗子行き決定!


きゅーchan初逗子でした。ユーミンファンになってまだ間がなかったころ、「コンサートのためだけに遠いところまで行くなんて信じられない」と思っていたのに、まさか自分がそうなるとは… まさに人生一寸先は闇ですねー(なんか違うゾ!)。きゅーchanはいつもユーミン友達のSho−chanにチケットを取ってもらっているのですが(自分でとれよなー)、今回はかなり難航したようです。それでもチケットゲットのラストチャンスでゲット!めでたく逗子に行けることになりました。

開演前 〜 この日のきゅーchanの行動&ステージの説明


きゅーchanは夜行バスに乗って神奈川入り。折角、ここまで来たのだからと朝から夕方まで横浜&鎌倉を観光した。でも真夏はキツイ。午後はバテバテモードに入ってしまった。しかーし、ここからがユーミンファンの底力!コンサートに直前に見事回復。無事に逗子入りを果たした。
グッズを漁った後、席を探す。きゅーchanの席はブルーブロックでかなり後ろの方だった。しまった!双眼鏡を持ってくれば良かった。でも友人Sho−chanがオペラグラスを持っていたのでそれを借りることに。遠いけど、ステージの真正面っていうのは良いかも。景色いいし。海の方からは絶えず潮風がやってくる。ちょっとベタベタするけど、なんかリラックスできる。
それでステージはというと、真ん中に長い階段があり、上の方は幅広くなっている。その背後にはパイプオルガンを連想させるような、高さに変化を持たせたパイプがずらっと並んでいる。手前にはプールがあるが、それを取り巻くように通路がある。その通路の先には別の小さなステージがある。
いよいよ開演時間。でも観客がまだ入場中。逗子マリーナまでのバスが混んでるのかな?みんな早く来いよ!


♪ 灼けたアイドル


ドラムが鳴り響き、コンサート開始!するとステージの階段最上段にユーミン登場!!きゅー!(註:きゅーchanの感動表現)カウガールルック、白い帽子に白い服、白いショートパンツに白いロングブーツという衣装。片手で帽子を押さえ、腰でリズムを取りながら歌いだした。あ〜、なんてかっこいいんだろう。この曲はホント逗子に合ってるよねー。暗くなりつつある空の中で、白いユーミンが輝いていた。

♪ 瞳を閉じて、Cowgirl Blues


階段を降りて下のステージに移動。そして“瞳を閉じて”を熱唱。時折、ユーミンは夕映えの広がる空と海に目をやる。う〜ん、うっとりしてしまう。そして観客に手を振る。会場がなごやかムードに包まれている。
次に、出ました“Cowgirl Blues”。この衣装ならやはりこの曲。さっきのなごやかムードから一転、激しく歌う。サビの部分はこれでもかというほど声を張り上げる。今日のユーミンはちょっと声がかれ気味。そんなに無理してだしたら、声がつぶれてしまうー。そんなきゅーchanの心配をよそに歌い続けるユーミン。きゅー!!


♪ 夕涼み


お次はこの曲。薄闇になりつつある空とよく似合う。ここで、4人のダンサーが登場。白を基調にしたドレス。肩の辺りに赤・青・緑など4人ともそれぞれ違う色が配色されている。ダンサーの動きがとても優雅。ユーミンは歌いながら階段の一番上に到着。ここで感想が入る。ダンサーがユーミンの前に重なり合い、次の瞬間ユーミンは消え去っていた。うーん、素早い。そしてしばらくダンサーとコーラスの人とで時間稼ぎ。その後ダンサーが再び集結。そこから、真っ赤でゴージャスなドレスを着たユーミンが出てきた。きゅー!!「窓を開けて、風を入れて〜」歌いながら、階段を降りてゆく。

MC、♪ 天気雨、よそゆき顔で


いつもの挨拶。「ようこそ!SURF & SNOW in 逗子マリーナへ!」
そして、前のコンサート Frozen Roses TOUR から、今までの話をする。前回のコンサートはハードで終わってから廃人のようになっていた。喉の調子が悪いので、病院に行ったら、喉になんか(ポリープ?)ができかけていた。その上、耳鳴り・幻聴とかするので、これも病院で見てもらったら難聴になる一歩手前だったそうだ。わー、大変だー。でもすべり込みセーフでよかった。それで、この逗子のコンサートの開演もあやぶまれていたけど、スタッフの熱意に押されて開催することにしたということだ。さすがユーミン。プロ根性だね。あの宇多田なんかと格が違うねー(そんなところに話をふるな!)
そして、「私の代表的な湘南ソングをお届けします」と言って“天気雨”を歌い出した。この頃には空はかなり暗くなっていた。海からの風も涼しくなってきた。爽やか!この曲が爽やかさをより演出している。
湘南ソング2曲目は“よそゆき顔で”。暗くなった空に、緑と紫の照明。その中で真っ赤なドレスのユーミンがひときわ目を引く。ナマで聞くとどの歌もよりすばらしく聞こえる。この歌はきゅーchanの中で“ためらい”と並んで極普通の歌だったんだけど、今、急浮上。“ためらい”よりはるかに上になった。ナマはCDにはないものがある。パワーのようなものかな?とにかくナマは良い。そして歌い終え、後奏の間に、ギターのメンバーとともにプール手前の小さいステージに駆け足で移動。そのステージの上にはピアノが置かれている。移動し終えると、ステージが上に上がりだした。


MC、♪ PARTNERSHIP、So long long ago


今度のMCは新曲の紹介。ピアノに座りながら話している。今日ここで新曲を2曲披露してくれるらしい。きゅーー!!やったー!どんな曲かな?ワクワク。最初の曲はテレビのシドニーオリンピックの番組に使われる曲。9/20にシングルで出すそうだ。2曲目はそのシングルのカップリングとなる曲。さあ、演奏が始まるぞ。アンプラクドにピアノを加えた新しい形態で演奏してくれるらしい。
ユーミンがピアノを弾き始めた。そして静かに歌いだす。しみじみだー。静かだけど、すごくメッセージが込められてる歌だ。2番に入ると、ギターも加わった。後半になるに従ってだんだん音が上がる。そして最後にかなり高い音になり、ユーミンパワーが込められた声が会場中に響き渡った。あー、うるうる。今思い出してもいい曲だわ。
そして2曲目。今度の曲も静かかな。でもリズムがかっこいいのだ。うおー、しびれる。きゅー!1曲目よりいいかも。いいんちゃう。この曲もどっかで使ってほしいな。友人Sho−chan談、「隠れた名曲にするにはもったいない。」ホントそう思う。この曲も最後で盛り上がる。最後の「フ〜」っていうとこなんて、もうたまらない!!あー、もう体がじんじんしてる。


♪ 航海日誌、SWEET DREAMS


上に上がっていたステージが降りて、ギターの人達が正面にある、大きいステージに移動。ユーミンは小さなステージに残る。そしてまたピアノの弾き始めた。“航海日誌”だー。海を見ながら、ナマユーミンの“航海日誌”を聞くなんて、すごい贅沢だねー。こんな幸福な時間を過ごしていいのかしら。1番を歌うとユーミンももとのステージに移動。
“SWEET DREAMS”はシンクロが入る。きゅーchanの席からはシンクロが見えにくかったので、正面のモニターに注目。モニターはユーミンとシンクロを一緒に映すので、どうしてもユーミンの方を見てしまう。プールにはあまり照明をつけず、シンクロの人たちが、手に小さい灯りを持って踊るという趣向。でもきゅーchan的には、シャングリラのときの“ANNIVERSARY”で使ったフープに灯りが付いてるのほうが、目立って良かったかなと思う。


♪ 天国のドア、WANDERERS


ここで、元気が出る歌。会場は盛り上がる。やっぱりいつものコンサートとは違うなあ。いつもだと、後ろのほうの席の人ってコンサートを「鑑賞or見学」していて、全然盛り上がらないもん。そういう席だと、1人で盛り上がろうと思っても周りから浮いててサムイもんなー。逗子は後ろの席でも大丈夫。ノリノリの人がいっぱいいる。みんなで、“天国のドア”のサビ「ノックしたいの早く〜」の部分でこぶしを挙げる。仮設の席だから、なんか足元揺れている。これ壊れへんのかなーと思ってしまう。ステージはパチンコ屋よりも派手な照明に包まれている。階段も何もかもカラフルな照明が施されている。これもユーミンワールドの1世界。
ユーミンは衣装替えをして登場。今度は紺に白いラインが入った服。なんか宇宙的。次の曲“WANDERERS”は階段上の正面のスクリーンで、エンジンのシリンダーの画像を映し出す。ピストンが激しく動き、爆発する。その爆発の画像がいい。その画像の前でユーミンとダンサーが躍っている。それに合わせて観客も躍る。会場全体が揺れている。コンサートは祭りだね。やっぱりみんなで盛り上がらないと!きゅー!きゅーー!ユーミン声&ダンスに魅せられている間に曲は最後の部分。ここでユーミンが階段下のステージにむかう。ここでは炎が5つぐらい上がっている。海風にあおられてその炎が横に流れている。ユーミンが炎の近くに立った。いっそう風が強まり炎がユーミンに近づく。熱そう。でも平気な顔をして歌うのがユーミン。ホントすごいよ。


♪ 青い船で、Nobady Else


“青い船で”は一言で言うと幻想的。深海を思わせるような青い(紫もあったかな?)照明。また特殊な照明で、林立したパイプをねっとりとした液体が伝っていくように見える。同じステージなのに、照明だけでここまで変化をつけられるとは、すごい技術。こういう技術もユーミンのステージを支えているんだなあ。
その次。THE DANCING SUN TOUR のオープニングと同じフレーズが流れ始めたと思ったらやはり“Nobady Else”だった。ステージに沿って横一列に噴水があがった。その噴水を背にしてユーミンが歌う。曲のフレーズが変わるのに合わせて噴水も色を変える。緑色の噴水がきれいだったな。

 

♪ カンナ8号線、埠頭を渡る風


“カンナ8号線”はやっぱり旗でしょう。旗を持ったダンサーが階段の上でマーチングする。今回の旗は青と白のストライプ。もちろん真ん中にユーミンマーク。照明は昼のように明るい。サビの部分「想い出にひかれて、ああ、ここまできたけれどもおぉ」の「もおぉ」のところがやっぱりかっこいい。
コンサートもいよいよ佳境。どんどんとばしていく。“埠頭を渡る風”で最高潮に達する。「もうそれ以上、もうそれ以上、やさしくなんて、しなくていいのよ」のところで、ユーミンはほとんど絶叫していた。あ〜、喉傷めちゃうよ〜。でも、すごい迫力。きゅーchanもノリノリの極みー。2列前ぐらいの男の人もっとノリノリだわ。きゅーchanも負けられないぞ!気合を入れなおす。
歌が終わるとステージ上の人みんな去っていく。ここで、このコンサートも残りわずか、アンコールを残すのみということを悟る。わー、まだまだコンサートを聞きたい(っていうより参加したい)よー。そこへ、花火が豪快に上がる。うおー、こんな特等席で花火見たの初めて。花火見るにはこの席いいよー。これ以上前だと、自分の真上で上がっちゃうから見上げるのがつらいと思う。1つ1つ花火の形、色が違う。線香花火のような火花が出たかと思うと、そこからさらにカラフルな光が舞い降りてくるものなど変り種もあった。連続で花火が上がり続け、祭り気分をさらにかきたててくれる。屋外のコンサートはこれができるからいいねー。


♪ 人魚になりたい、COBALT HOUR


アンコールの後、ユーミン登場。今度は半透明の生地のドレスに、赤、青など原色を配した服を着ている。そして、“人魚になりたい”。これはシャングリラのときと同じ。シンクロが主体となっている。きゅーchanは、後半のサビの部分でシンクロの人が空中で一回転するところが好き。イルカのジャンプに似ていて、人間じゃないみたい。きゅー!ここで、シンクロのスイマーの紹介が入る。紹介される人はなんか技をしたり、他の人に持ち上げてもらったり(これシンクロでは「リフト」っていうのかな?)して、アピールしていた。
“COBALT HOUR”はユーミンが自然体で歌ってていい感じ。なんかアット・ホームな雰囲気。それでいて、盛り上がる。ユーミンが笑顔を振りまく。ユーミンの笑顔には何万人もの人を幸福にさせる。パワーがある。きゅーchanもそんなパワーを持てればいいのに(それは無理!)。歌い終えると再び中へ。え〜、終わってしまうの〜。そんな〜。


♪ 14番目の月、Carry on


もう一度アンコール。すると再びユーミンが!きゅーーー!!うれしい。そして、最近コンサートのラスト付近でよくやる“14番目の月”が始まった。おっ、またユーミンの衣装が変わってる。金色の短パン、金色の丈の短い服。左半分がエンジ色に見えるのは照明のせいかな?前奏の段階で会場中大盛り上がり!みんな一斉に飛び跳ねたりして、気分はサイコー!盛り上がるっていうのはこういうことだ。みんなコンサートという祭りに「参加」してる。
いよいよラスト、“Carry on”。しみじみした静かな曲がきた場合はラストの可能性が高い。「私が会えた、すばらしい人」っていう歌詞に、特に感情をこめて歌っているように聞こえた。なんか、うるうる。そして最後の「Carry on!」。あ〜、歌いきってしまった。もう終わるんだー。バンドのメンバーはステージ裏へ。ユーミンは正面の階段を一歩一歩ゆっくり上がっていく。最上段まで行くと、その真ん中に立った。その後両脇からバンドメンバーとダンサーが一人ずつ出てきた。ユーミンがいるところでポーズを決め、2人一緒に階段を下る。ユーミンは最後に出てきた武部さんとともに階段を下り、メンバー勢ぞろい。そしてみんな手をつなぎ、礼をした。会場を温かい拍手が包み込む。盛大な拍手。それは会場から灯が消えるまで続いた…


おわりに 〜 初めての屋外コンサートの感想


逗子のコンサートが屋外で行なわれると知ったのはつい先ごろ。それを知ってこう思った。なんで屋外でするんだ?雨降ってきたら濡れるやんかー。音だって、ホールみたいには響かないし。屋内ですればいいのに。しかし、実際に逗子のコンサートを見て、そんなマイナスイメージは吹っ飛んでしまった。今じゃ、屋外コンサート大賛成!中では味わえないことがたくさんあると知った。まず第一に雄大な景色を見ながらコンサートを見られること。空と海がバックだ。海のきらめき、空の刻々と変化する色がコンサートをより一層引き立たせる。言ってみれば自然のショーアップ。第2に自然の風を肌で感じられること。風にはいやし効果があるんじゃないかなと思う。そして第3、花火などダイナミックな仕掛けが可能。花火は屋内じゃ見られないもんねー。
屋外ステージの良さを堪能した1日だった。これからも逗子は逃せない。逗子ならではの醍醐味を味わわずにいられないもん。




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